「 小説 」 一覧

夕陽の思い出

2018/08/14   -小説, 短編
 

さらさらと音を立てている川面には、心地良い風が吹いている。遠くに見える陸橋の向こうには、夕陽が今まさに沈もうとしていて、辺り一面をオレンジ色に変えていた。 「綺麗な夕陽、懐かしいな」 車を停めて窓を開 …

報われない恋

2018/08/13   -小説, 短編
 

「すぐ来てくれ」 先生から電話がかかってきた。 「わかりました。今すぐ行きます」 幸子は、食べかけの食器をテーブルに残したまま、パジャマにコートを羽織って外に飛び出した。先生が借りている仕事部屋までは …

あなたが好きな公園

2018/08/13   -小説, 短編
 

「待った?」 「いや、私も今来たところ」 「そうかい、じゃあ行こう」 小百合の手を取ってわかったんだ。それが嘘だって事が。 もう冬も近くて肌寒いこんな日に、長い時間こんな場所で待っていたから、小さな手 …

懐かしい後ろ姿

2018/08/12   -短編
 

夕暮れ時の最寄り駅は、学校帰りと仕事帰りの人たちでごった返していた。 あいにくの雨が降って、クリスマスにはまだ早いのに、待ち合わせのカップルなどもいたりした。 私は仕事を定時で終わり、「早く帰る」と約 …

占い師の独白

あらすじ 私は自称占い師だ。なぜ自称かと言えば、それが生業ではないからだ。本業は別にあるのだが、その仕事では足りないため、副業的に占いをしている。 私が占いに関心を持ち始めたのは中学生のときで、そのき …

予言ノート(僕の妹・美樹シリーズ)

あらすじ 僕には一つ下の、美樹という妹がいる。そこそこ可愛くて頭も良いのだが、その表の顔とは別に、裏の顔を持っている奴だ。 小さいころから、彼女は研究熱心だった。中学生になると、透視能力を開発すると言 …

心霊鑑定士 加賀美零美のよろずお悩み解決所

あらすじ 大都会東京の、とある裏通りで【よろずお悩み解決所】を営む心霊鑑定士の加賀美零美(かがみ れみ)。 零美は四柱推命と霊視を駆使し、悩める人々の魂の救済に日々勤しむ。 今日も零美のもとに、救いを …

海辺の少女

あらすじ 僕(慎吾)と百合は、実家が近所で保育園から高校までずっと同じだったが、今は故郷を出て横浜に住んでいる。 百合にとって僕は、兄のような弟のような身内のような存在で、何でも隠すことなく話してくれ …

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