思い通りの人生を送っている人って、世界にどれほどいるのでしょうか?
子どもの頃は「将来は〇〇になりたい」と夢見たりしますよね。
でも多くの人は、思春期を迎えるころには自分の限界を感じて、夢をあきらめ現実的な目標にシフトするはずです。
小さい頃は、立っただけで喜んでもらえたり、言葉を話しただけで喜んでもらえたり、「かわいいね」「賢いね」と親が褒めてくれましたよね。
それが大きくなるにつれて、否定されることが多くなります。
「〇〇になりたい」と夢を語っても、「どうせお前にはできない」と親に否定され、先生に否定され、先輩に否定され、友達に否定され、上司に否定され……。
否定され続けると、人間は自信を持てなくなります。
「どうせ私なんか…」と、自分を価値視できなくなります。
自分が「価値ある存在」だと思えないと、自分を大切にしたいと思えません。
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人は、育てられたようにしか生きられません。
親にされたようにしか、子どもにしてあげられない……
虐待されて育った子は、虐待をしてしまう……
大人になると、褒めてもらうことってあまりないですよね。
バルセロナオリンピックで銀メダル、アトランタオリンピックで銅メダルを獲得し、2大会連続でメダリストになった女子マラソンの有森裕子さんは、「初めて、自分で自分をほめたいと思います」という名言を残しました。
誰も褒めてくれないなら、自分で自分を褒めるしかありませんよね。
有森さんのように偉業を達成したなら、自分を褒めることは簡単かも知れません。
しかし、失敗ばかりしている自分を褒めることは簡単ではありません。
思うようにいかない人生を送っている自分を褒めるって、あなたならどうしますか?
私は、失敗ばかりの自分を「許す」ことが大事だと思います。
ちょっとしたことでイライラしてしまう自分…
相手のミスを責めてしまう自分…
相手を許せない自分…
そんな「私」を許してあげましょう。
自分を許すことで、相手を許すことができるはずです。
それが「尊重する」と言う事につながると思うのです。
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