大坂なおみ選手を勝利に導いた「行動から感情に働きかける方法」とは?

全米オープンで見事に優勝した大坂なおみ選手。

大坂なおみを勝利に導いた行動から感情に働きかける方法

9/15(土) 7:00配信

臨床心理士・経営心理コンサルタントの岡村美奈さんが、気になった著名人やトピックスをピックアップ。
記者会見などでの表情や仕草から、その人物の深層心理を推察する「今週の顔」。
今回は、全米オープンテニスで見事優勝を勝ち取った大坂なおみ選手を分析。
 
* * *
 
見ていて、なんともやりきれない気持ちなった大坂なおみ選手の表彰式。
全米オープンテニス女子シングルス優勝という快挙を日本人で初めて成し遂げたというのに、表情は硬く笑顔もない。
全米オープンテニスの表彰式を初めてテレビで見たが、舞台中央に立ってポーズをとっていたのは大坂選手ではなく、テニス界の女王と呼ばれるセリーナ・ウィリアムズ選手。
その立ち姿を見ていると、女子テニスの主役の座を譲る気は、まだまだないのだろう。

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反対に、大坂選手は、なんとか口元だけは作り笑いを見せていたが、表彰式開始とともに大きくなる観客のブーイングに、サンバイザーのつばを深く下げ、泣き出してしまった。
全米テニス協会会長のカトリーナ・アダムズ氏でさえ、最初に誉め讃えたのは、勝者である大坂選手ではなくセリーナ選手。
そのコメントに、うつむき暗い表情で涙をぬぐいながら拍手し、優勝インタビューでも涙をぬぐいながら、会場のファンに「みんながセリーナを応援していたことは知っています。こんな結果になってごめんなさい」と謝った。
本当なら試合の我慢やプレッシャーから解き放たれ、喜びを爆発させたかっただろう。
 
実力で勝利したのに、彼女が素直に喜べない状況を作り出したのは、試合中のセリーナ選手の審判への暴言や抗議。完全に感情のコントロールが利かなくなっていたセリーナ選手は、それだけ追い詰められていたのだが、セリーナ選手が感情的になればなるほど、観客のブーイングもヒートアップ。
大坂選手にとっては、どんどんアウェーの状況が強まっていった試合だった。
 
それでも、大坂選手は落ち着いたプレーを見せた。
彼女自身、試合を振り返り、勝利の要因を「我慢」と答えていたように、多くのメディアが、彼女が我慢できるようになった要因を分析している。中でも、我慢できる=メンタルが強くなった、と分析するメディアが多く、彼女自身も、自らをコントロールできるのだという自信を持ち始めている。

スポーツにおけるメンタルトレーニングにはいくつかの方法があるが、心と体両方からのアプローチを組み合わせた、感情から行動(心から身体)へ働きかける方法と、行動から感情(身体から心)へ働きかける2つの方法がある。
 
この試合で彼女がよく行っていたのは、後者の行動から感情へ働きかける方法。ラケットを振り上げ、投げそうになったが、ギリギリでその行動を止めた。感情に任せて怒りそうになるが、にこっと笑う。手を喉にあててこみ上げる感情を抑え、自分に何かを言い聞かせる。人は、自らの行動によって、自分が今どう感じているのかを強く自覚する傾向がある。そして、その自らの行動は、自覚した感情をさらに高めてしまうのだ。今回のセリーナ選手がいい例で、ラケットを叩きつけ、抗議すればするほど、感情の抑えが利かなくなるのはこのためだ。
 
そのため、感情をコントロールするには行動から働きかける必要がある。笑っていれば、自然と気分がよくなってくるし、顔を上げ、腰に手をあて足を開いて立てば、なんとなくやれる気がしてくる。深呼吸をすれば、落ち着いた気分になってくる。物理学者のレナード・ムロディナウは、著書『しらずしらず――あなたの9割を支配する「無意識」を科学する』(ダイヤモンド社)で、この傾向を「感情の錯覚」と呼んでいる。落ち着いているフリ、幸せなフリをすることで、心や感情も落ち着いている、幸せなのだと錯覚させることができるのだ。大坂選手も、感情の錯覚をうまく使って、自らの心の状態を望ましい方向に向けさせパフォーマンスを上げていったのだと思う。
 
帰国会見では、はじけるような笑顔より、はにかむような笑顔が多かった大坂選手。多くの報道陣やファンの出迎えに、「優勝した実感が少しわいてきた」と語ったが、その様子は、優勝したのにどこか遠慮がち。彼女の性格なのかもしれないが、ここで思い切り勝利の喜びを味わうことも、メンタル的には大切なのだ。
 
心理学の実験では、感情を素直に表に出さないでいると、自制心が利かなくなる「自我消耗」が起きる傾向があるといわれる。次の東レパンパシフィックオープンテニストーナメントの試合まであと数日あまり、今度も「我慢」を武器にするために、ここは思う存分優勝の喜びに浸って、次の我慢につなげてもらいたい。

[出典:大坂なおみを勝利に導いた行動から感情に働きかける方法(NEWSポストセブン)(Yahoo!ニュース > https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180915-00000004-pseven-ent ]

まだまだ若い大坂選手。
今までのパワー頼みだけでなく、技術やメンタルの向上によって見事に4大大会優勝しました。
これから大坂選手の時代が続きそうですね。

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