キックボクサー・那須川天心選手

大晦日に開催される格闘技イベント「RIZIN.14」に参戦する、“天才キックボクサー”の那須川天心選手。

メイウェザー対天心の危険な体重差とボクシングルールをJBCが問題視

12/30(日) 7:01配信

大晦日に開催される格闘技イベント「RIZIN.14」で“天才キックボクサー”那須川天心(20、TARGET/Cygames)とエキシビションマッチで対戦する無敗の元5階級王者、フロイド・メイウェザー(41、アメリカ)が29日、自家用ジェットで来日、東京都内のホテルで会見に応じた。無事に来日したことでRIZIN関係者を安堵させたが、その一方で、この試合が3分3ラウンドの「ボクシングルール」で行われ、判定無しのエキシビションマッチとはいえ、5キロ以上の体重差があり、8オンスのグローブが使用されることをプロボクシングを統括している日本ボクシングコミッション(JBC)が問題視していることが明らかになった。

 現在JBCルールの中に「エキシビションマッチ」というカテゴリーはなく「公式試合会場における公開スパーリング」という定義になっている。5月に亀田興毅(協栄)が、事実上引退していた40歳の元WBC世界フライ級王者のポンサクレック・ウォンジョンカム(タイ)を引っ張り出して引退試合を敢行しようとしたが、JBCは認めず、この試合も非公式な「公式試合会場における公開スパーリング」として行われた。たとえ公開スパーリングであってもJBCの統括するリングで開催される以上、事前に申請、許可が必要で、JBC側も、レフェリー、インスペクター、専属医師などが用意し、試合前後の健康管理、完全面に配慮した上で行われた。

 だが、今回のメイウェザー対天心は、米国での会見で「ボクシングルールによるエキシビションマッチ」と、ハッキリ発表されているにもかかわらず、JBCへの連絡などは一切なく、レフェリーもメイウェザー側が連れてきた人物で、健康、完全管理面もRIZIN独自のレギュレーションの下で行われ、内容がハッキリとしていない。つまり明確な競技性が担保されていないエンターテイメントのイベントとしての「ボクシングルールによるエキシビションマッチ」なのだ。

 しかし、一般の視聴者には、エンターテイメントの「ボクシングルール」とJBCが統括しているプロボクシングとの違いは伝わりにくい。年末にはプロボクシングの6大世界戦が行われるが、この試合をそれらの世界戦と混同されてしまうことをボクシング界は懸念している。

 JBC関係者は「ボクシングルールだとハッキリとアナウンスされてしまうと非常に違和感がある。一般の方が間違ったイメージを抱いてしまう危険性がある。プロボクシング界では、昨今、計量超過が問題になっているが、厳正なルールをつくり、健康管理、公平性の部分を重要視して競技性を高めている。だが、今回、その方向性に沿わないようなことをボクシングルールとして行うのならば、たとえエキシビションであっても違和感がある」と不満を口にした。

 RIZINの榊原信行実行委員長も、その点は理解していて、当初は「我々はボクシングライセンスもなく、ボクシングの試合を統括管理はできない」と断言。ボクシングルールという言葉は使わず「限りなくボクシングに近い立ち技系の異種格闘技ルール」と、度々、発言していた。

 ボクシングルールという言葉が前面に出てしまった場合の問題を把握しているゆえの配慮で天心はボクシングシューズを履かず、ボクシングでは認められていない“裏拳”の容認など、JBCの統括するボクシングルールには抵触しない、特別な立ち技ルールで行うプランが検討されていた。
 
 だが、メイウェザー側は「ボクシングルール」と会見で明言。天心もボクシングシューズの着用を決断するなど、ルール上、ボクシングと違う部分がなにひとつなくなってしまった状況では話が違ってくる。しかも、エキシビションとはいえ、KO決着ありのルールで、JBC管轄では、決して認められない大きな体重差があり、8オンスの軽いグローブが使用されるのだ。

 今回の試合のメイウェザーの契約体重は、ウェルター級の147ポンド(66.68キロ)で、両選手は8オンス(226.8グラム)のRIZINのボクシンググローブを着用することになっている。フェザー級を主戦にしている天心とは、実に4階級差である。天心は本来の動きを生かすため、特別に増量する考えはなく60、61キロの体重でリングに上がる準備を整えている。減量がない分、2階級差くらいには縮まるが、それでも5キロ以上の体重差がある。計量後のメイウェザーの増量を考慮すると、さらに体重差が広がる可能性も高い。

 ボクシングでは、かつてミドル級の石田順裕が、藤本京太郎の持つヘビー級の日本タイトルに挑戦しようとした際、JBCはヘビー級の下限である90.7キロ以上への増量を条件としヘビー級としてのランキング入りを査定するためのテストスパーリングまでを課した。石田は元WBA世界スーパーウェルターの暫定王者で、ミドルでは、あのゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)のタイトルに挑戦までしたボクサーである。それでも事故防止の安全面を担保するために厳格な処置が取られた。通常体重が84~85キロの石田は、一日5食の大増量作戦で、なんとか体を作ってリミットをクリアしていた。

 競技としての試合の統括、管理を行うJBCとして当然の行動だったが、今回は、エキシビションであることも手伝ってか、RIZIN側からの事故防止に向けてのアクションはほとんど見られない。ボクシングのIBFなどは当日計量を課して、過度な増量に歯止めをかけているが、メイウェザー主導の今回のRIZINでは、そういう管理は行われない模様だ。

 また8オンスグローブの使用も問題だ。
 ボクシングでは、安全面からウエルター級以上の試合では、10オンスのグローブ使用が義務づけられている。ただメイウェザーが昨年8月にUFCの2階級王者、コナー・マクレガー(アイルランド)とボクシングマッチで対戦した際にも、8オンスのグローブ使用を両方が主張。アスレチックコミッションが特別に許可した例がある、おそらく、そういう経緯もあってメイウェザーは、なんらかの事態に備えて、今回も8オンスグローブの使用を主張したのだろう。

 榊原実行委員長は、当初「グローブハンディを検討したい」とも明らかにしていたが、「やる」「やらない」のゴタゴタの中で、メイウェザー側に押し切られたようだ。これらの状況に関してもJBC関係者は、「体重差とグローブ。非常に危険です」と警告を鳴らす。

 この日の会見でメイウェザーは、「3ラウンドであれば練習しなくてもできる。寝ていてもね。KOやダウンする心配はまったくない。試合を楽しみたいしファンも楽しめるような試合にしたい」と語っていた。おそらく得意のディフェンス技術を駆使して9分間を遊びに徹するのだろうが、もし、どこかで本気で殴りに来て、天心が、まともにパンチを受けでもしたら非常に危険なのだ。

 天心は「それも想定しています。その時は全身体能力を使ってもらわない動きをします。でも、もらっても何とかなると思っています」と、十分な対策があることを明言したが、KOありのルールのため、天心が一発を狙ってアグレッシブに攻めることが予想される。そこに2階級上の元5階級王者のカウンターブローが炸裂するという可能性も十分に想定されるのだ。
 メイウェザーは、50勝27KOで、KO率の高いハードパンチャーではないが、2階級上のそれが当たればガードの上からでもダメージは相当なものになる。UFC王者のマクレガーも、大の字になってのされることはなかったが、完全にグロッギーとなって10ラウンドにTKOを宣告されている。
 
 将来のボクシング転向も含め、未来のある天才格闘家を潰してしまうことだけは避けなければならない。そして試合内容が、あまりに茶番だった場合、ボクシング界が受ける負のダメージも大きい。ボクシング界の懸念が杞憂に終わることを祈るだけだが……。

(文責・本郷陽一/論スポ、スポーツタイムズ通信社)

[出典:メイウェザー対天心の危険な体重差とボクシングルールをJBCが問題視(THE PAGE)(Yahoo!ニュース > https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181230-00010002-wordleafs-fight ]
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そんな那須川天心選手の四柱推命です。

那須川天心選手(1998年8月18日生まれ)

年 戊寅 傷官  死
月 庚申 正財 沐浴
日 丁酉    長生

大運 壬戌 正官  養
流年 戊戌 傷官  養

比肩星 火 ●
食傷星 土 ●
財星  金 ●●●
官星  水 
印星  木 ●

那須川天心選手の命式

那須川選手は丁酉日生まれで、丁は陰の火、酉は秋(9月)の金(陰)です。
「芸術性の秋の空に浮かぶ、十五夜のお月様」といった感じです。
太陽のように存在を主張するわけでもなく、控えめに光を反射しているのに、人々の心を捉えてやまない不思議な魅力を持っています。

新垣結衣さん、坂本花織選手、榮倉奈々さん、辻希美さんも丁酉日生まれです。
女優・新垣結衣さん
フィギュアスケート・坂本花織選手
俳優・賀来賢人さんと女優・榮倉奈々さんの相性
元モーニング娘。・辻希美さんと俳優・杉浦太陽さんの相性

比肩が弱く財星の強い那須川選手は、自己中心ではなく利他的な人です。
相手の喜びが自分の喜びとなります。

また、金性が強く年柱に傷官があるので、芸術性が高いです。
格闘家であると同時にアーティストと言えるのではないでしょうか。

今回の対戦は、那須川選手にとっては非常に不利で、ファンとしてはやってほしくない対戦でしょう。
それでも「お客さんを喜ばせたい」という彼のサービス精神が感じられます。

傷官生財の形で、「無から有を生む」人です。
いろいろなアイディアを持っているので、格闘家の枠に留まらない気がします。
まだ若いので、これからどんなエンターテインメントを見せてくれるのか楽しみです。

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投稿日:2018年12月31日 更新日:

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