私に占いを教えてくれた師匠の話を書きたいと思います。
コミュ障の私は友人が少ないです。そんな私が毎日のように電話しているのが師匠です。師匠も忙しい人なので、電話をする時は気をつかいます。電話はメールと違って、相手の時間を奪ってしまいます。ですから、師匠は電話が好きではありません。極力電話には出ないそうです。
そういう考えを知っているにも関わらず、私はつい電話をかけてしまいます。妻との会話で感じた事、ネットの記事を読んで思った事、それから面白いツイッターのつぶやきを見つけた時などに、つい電話をかけてしまいます。
仕事に熱中していて忙しい時には電話に出ません。それは私も知っているので、出ない時は「かけてはいけない時」だと悟って電話を切ります。師匠はだいたい5コール以内には出るので、それを過ぎても出ない時には諦めます。
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私は過敏すぎるくらいに敏感な人間で、子どもの頃は泣いてばかりいました。自分ではあまり覚えていませんが、兄に「お前は敏感すぎるからな」とよく言われました。そのため、声を聞いただけで電話の向こうの相手がどんな感情なのか敏感に感じます。
師匠は話し好きです。決まり文句の「なぜかって言いますとね」を聞くと「待ってました!」と言う気持ちになります。そして滔々(とうとう)と話して疲れてきますと、ご本人も気づかない合図を出します。それは「もう電話を切りなさい」と言う無言の合図です。私はそれを敏感に感じて「ありがとうございました」と言って切ります。
私自身どちらかと言いますと「Time is Money(時は金なり)」と考える人間なので、無駄な時間を費やしたくありません。相手が嫌がっているのに会話を続けるのは気持ち良くないです。嫌がる相手と会話をしてもこちらにはなんのメリットもありません。
私は自分自身の事を「鏡のような人間」だと思っています。私の喜怒哀楽の動機は私自身にあるのではなく、目の前の相手にあると感じています。相手が嬉しいと自分も嬉しく、相手が悲しいと自分も悲しい。「心霊鑑定士 加賀美零美シリーズ」の中にも、こういうキャラクターの人が登場しますが、私自身がモデルになっています。そういうわけで、電話を切るという行動は私自身を守るための手段です。
ネットの記事やツイッターのつぶやきを見て「この人はどうしてこういう文章をネットに載せるんだろう?」と疑問に思った時、師匠の考えを聞いてみたくなります。「先生はどう思いますか?」と質問してみて、どんな回答をしてくれるかを期待します。大抵は「こんな事を言うのではないか?」と師匠の返答を予想するのですが、いつもその予想を大きく上回った回答をしてくれます。私が考えもしなかった話をしてくれるのです。
それだけでも嬉しくなってくるのですが、それ以上に私を虜(とりこ)にするのが師匠の声です。文章ではなかなか伝える事は難しいので、実際に声を聞いてもらえば良いのですが、あまり表に出るのは好きな人ではないので残念です。
恐らく、女性の皆さんが師匠の声を聞いたらうっとりする事でしょう。なかなかの癒しの声ですから。
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story@kaminomamoru.com
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