「カッコ良く生きない勇気を持つ」と言う事で紹介した辰吉丈一郎さん。
私の人生に大きな影響を与えてくれた人で、とても好きな人です。
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辰吉丈一郎さん(1970年5月15日生まれ)
年 庚戌 正官 墓
月 辛巳 偏官 沐浴
日 乙未 養
大運 丁亥 食神 死
流年 戊戌 正財 墓
比肩星 木 ●
食傷星 火 ●
財星 土 ●●
官星 金 ●●△
印星 水
乙未日生まれの辰吉さん。
乙は陰の木、未は夏(7月)の土(陰)。
真夏の暑さの花壇に咲く「一輪の草花」というイメージでしょうか。
幼年期にいじめられっ子だったという辰吉さん。
丈一郎はいじめられっ子だった
保育園の送迎バスに乗ると丈一郎だけ席がなかったり 砂場や池に突き落とされたり
飲めなかった牛乳を 他にも飲めない子供はいたのに 丈一郎だけ無理やり飲まされたり 耳そうじを丈一郎だけやってもらえなかったり
他の子供よりよくお尻を叩かれ いじめられて泣いていていても怒られた
芋掘りのときも 「向うに行け」といわれ 芋がないドブの近くで掘っていたこんなことがずっと続き丈一郎は屈折してしまった
例えば 運動会のパン食い競走で 走るのが速いから パンまではトップで走っていきながら 1番になるといじめられそうなので
そこでわざわざみんながパンをくわえるのを待って 自分が1番でないことを確認してからゴールに向かって走り
わざと負けたことを悟られないように 「くそっ」とくやしがってみせた5歳の息子に父、粂二はいった
「ジョー 泣いても何でもいいから負けは認めるな 勝つとか勝たんとかの問題やない とにかく負けを認めるな とりあえずやってみい そんなら自然と強くなるから」
この一言が丈一郎の眠っていたなにかに火をつけた
あるとき 丈一郎は殴られた
でも泣きながらずっと気をつけをしていた
そしてずっと殴られていた
気味が悪くなったのか 嫌がらないから面白くなくなったのか 相手は殴るのをやめた
すると丈一郎はその相手を殴って泣かしてしまった
「・・君 今日泣いてん ボク勝ったんやで」
「当たり前や それが普通や そんなことはこれからもあるやろ 自分を信じなアカンで」
[出典:https://middle-edge.jp/articles/fAnXF ]
乙は争いを嫌い、平和を愛する優しい星です。
もともと人を傷つける事を好まなかった辰吉さんは、自分が父子家庭だからいじめられると、いじめっ子よりも自分を責めていたのかも知れません。
正官・偏官と官星が強いので、正義感がとても強い人です。
世の中の理不尽さの中で、自分の尊厳が傷つけられた経験が、彼の意思を強くしていったのではないでしょうか。
ボクシング好きの父親が幼年期からボクシングを教えますが、ボクシングで強くなる事が自分の正しさを証明する事になると考えていたような気がします。
偏官や沐浴などから「荒れる」と言うイメージがありますが、まさに人生そのものが波乱万丈でした。
それでも人々から愛されたのは、心根の優しさと心の強さだったのだろうなと思います。
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