巨人で長くサウスポーエースとして活躍してきた内海哲也選手が、西武ライオンズに移籍しました。
内海哲也は活躍できるのか…左腕OB&西口コーチに聞いた【山岡則夫】〈dot.〉
2/17(日) 16:00配信
埼玉西武が頂点を目指すために最適な人材がやってきた。内海哲也である。
常勝・巨人でエースとして投げ続けてきたサウスポー。どんな時でも諦めない姿勢や周囲を気遣う兄貴分としての人間性がクローズアップされる。しかし、巨人在籍15年で133勝を挙げた左腕の実力はいまだに錆びついていない。
多くの球界関係者が動向に注目する中、2人の球界OB左腕も熱い視線を送る。広島OB大野豊氏と横浜OB野村弘樹氏が語ってくれた。
──ストレートを活用するための下半身の粘り。
大野氏は広島一筋22年間で148勝138セーブを記録。威力あるストレートと鋭く落ちるフォークなどを武器にしていた。
「内海は力よりキレと緩急で勝負するタイプ。大きく曲がるカーブのようなスライダーとチェンジアップを活用する。そのためにはストレートをある程度、打者に見せることができないといけない。ストレートが良くないと、勝負球の2つを投げ急いでしまう。勝負が早くなると、打者に見極められたりする。そういう悪循環に陥らない投球をすることが大事」
「投球フォームに独特なものがある。スムーズに流れるような形ではなく、二段モーションというか、一瞬止まったような状態になる。ここでしっかり重心をためないといけないから、下半身の粘りが重要。年齢を重ねてキツイとは思うが、下半身のトレーニングをしっかりすることでどんどん良くなる部分だから」
──全力と力むことを履き違えないこと。
野村氏はPL学園高では甲子園春夏連覇を成し遂げた時代のエース。大洋、横浜では多彩な変化球と精密な制球力を駆使、15年間で101勝を挙げた。
「どんな投手に対してもいえることだけど、ストレートというのが大事になる。パワー系であろうが、内海のようなキレで勝負するタイプだろうが、それは変わらない。年齢とともに、ストレートの球威は落ちてきている。それを何でカバーするかということ。具体的には身体全体を使って腕を振ってストレートを投げるということ。これができれば変化球も必ず活きてくる」
「ただ勘違いしてはいけないのが、全力で投げることと力むということはまったく違う。身体をしっかり使えれば腕も振れて、全力で投げることができる。ただし余計な力が入ってしまい力むという状態になると、腕も振れないしストレートも走らない。身体にストレスもかかるので故障にもつながる」
──身体とメンタル、急速と球威のバランス。
「あまり気持ちのことは言いたくないけど、ベテランになれば気持ちを前向きに持つということが本当に重要。何回か打たれることもあるだろうけど、その時に次がある、と思えるか。その部分の切り替えというか、良い意味での鈍感な部分も必要。やらないといけない時にやれば良い、くらいの気持ちで良いんじゃないかな。身体とメンタルのバランスが重要になってくると思うね」とは大野氏。
野村氏は「重要なのは、球速と球威のバランスというのかな。もちろんある程度の球速も欲しいけど、それと同時に球の威力、球威が必要。そのあたりのバランスをしっかりつかむことができればまだやれる。西武というパ・リーグでやるというのもチャンスだと思う」と話す。
2人とも内海はまだまだ十二分な戦力として活躍できる投手だ、と本気で考えている
──まずはお手並み拝見。
現場を預かる西口文也投手コーチにも聞いてみた。
「やはり純粋に野球に取り組む姿勢が素晴らしい。準備を本当に大事にしている。投手陣でも一番早い時間帯に球場に入って準備をする。自分の年齢やコンディションをわかっているからだろう。あとはそこに技術が追いつけば、自然と結果もついてくると思う」
「もちろん球威など、全盛期に比べれば落ちている部分もある。それはしょうがないことなので、それを何で補っていけるか。これから急激なレベルアップも現実的ではない。その中でやっていく方法というか、術を一緒に探したいとも思っている」
戦術的なこともあるだろうから、本音は語れない。しかしあえて開幕ローテーション入りについても聞いてみた。
「イチ投手としては開幕から先発で1年間フルで回りたいだろうね。その気持ちはわかる。でもシーズンは長いから。必ず力が必要になる時もあるだろうし。まぁ、ともかく今はチャンスをしっかりつかむことだろうね」
まずはお手並み拝見、と西口コーチは笑った。額面通りではないだろう。内海の投手としての質の高さは熟知しているはずだからだ。
──実力を出して結果を残すことの重要性。
18年7月31日、横浜相手に1418日ぶりの完封勝利を飾った試合のことだった。6回表、5点リードで内海に打席は回った。勝ち投手の権利は手にしている。長いシーズンを考えれば、代打もしくは戦略上の三振もありえた。だがこの打席で内海はセンター前ヒットを放った。
結果は塁上に残塁で終わった。しかし「5点ではダメだ。勝つためにはなんでもする」 、そういう姿勢が伝わる打席だった。勝ちにこだわる姿勢こそ、内海の真骨頂である。
どのスポーツでも見る人の主観によって感じ方が変わる。贔屓チームが勝ってもつまらなく感じる時もある。逆に負けても心を掴まれるシーンもある。見ている側はそれでいいが、やっている選手はそうもいかない。プロであり、常に結果が求められる。「全力で頑張りましたがダメでした」では通用しない。特に年齢を重ねた選手にとってすべての一瞬が勝負、結果が伴わなければ明日がなくなる可能性もある。
人格や気持ちを出すだけでなく、実力をみせ、結果を残さなければならないことを、内海本人が誰よりも自覚しているはず。
勝てるか、勝てないか。
内海哲也の勝負のシーズンが始まろうとしている。(文・山岡則夫)
●プロフィール
山岡則夫
1972年島根県出身。千葉大学卒業後、アパレル会社勤務などを経て01年にInnings,Co.を設立、雑誌Ballpark Time!を発刊。現在はBallparkレーベルとして様々な書籍、雑誌を企画、編集・製作するほか、多くの雑誌、書籍やホームページ等に寄稿している。Ballpark Time!オフィシャルページにて取材日記を不定期に更新中。現在の肩書きはスポーツスペクテイター。
[出典:内海哲也は活躍できるのか…左腕OB&西口コーチに聞いた【山岡則夫】〈dot.〉(AERA dot.)(Yahoo!ニュース > https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190217-00000002-sasahi-base ]
Sponsered Link
そんな内海哲也選手の四柱推命です。
内海哲也選手(1982年4月29日生まれ)
年 壬戌 比肩 冠帯
月 甲辰 食神 墓
日 壬午 胎
大運 壬戌 比肩 冠帯
流年 己亥 正官 建禄
比肩星 水 ●●
食傷星 木 ●
財星 火 ●△
官星 土 ●●
印星 金
内海哲也選手の命式
内海選手は壬午日生まれで、壬は陽の水、午は夏(6月)の火(陽)です。
「真夏の太陽の下の大海」といった感じです。
坂口健太郎さん、いしだ壱成さん、豊原功補さん、斉藤慎二さん、山根明さんも壬午日生まれです。
女優・高畑充希さんと俳優・坂口健太郎さんの相性
いしだ壱成さんと飯村貴子さんの相性
女優・小泉今日子さんと俳優・豊原功補さんの相性
ジャングルポケット・斉藤慎二さんとタレント・瀬戸サオリさんの相性
元ボクシング連盟会長・山根明さん
壬午は、13種類ある異常干支に含まれます。
異常干支の人は特殊な才能を持つ人が多いとされます。
壬午は、7種類ある暗号異常干支の一つです。
暗号異常干支は通常異常干支よりもさらに強烈で、感性が鋭く霊感が強いと言われます。
そして壬午は、60干支の中で2番目に霊感が強いと言われています。
さらには、地支に墓や冠帯を持つ人はその傾向がさらに強まります。
スポーツ選手は誰でも、人一倍努力を重ねて試合に臨みます。
努力は後天的な積み重ねですが、先天的な素質は生まれ持ってのものです。
内海選手のような投手は、相手打者との駆け引きが求められます。
いかに狙い球を絞ってくる打者の裏をかくかが勝負です。
そういう面では、鋭い感覚を持ち合わせている方に軍配が上がるのではないでしょうか。
新天地での内海選手の活躍に期待したいです。
『雨の中の女 神野 守 短編集 第1巻』amazonで販売中!
https://www.amazon.co.jp/dp/B07FYRKPL2/
Sponsered Link