メッセージ

この作品は、切ない恋愛短編集「深夜の電話」の続編を大河内ミュウさんが書いたものです。

電話を切った後、早苗はベッドに横たわり胸の前で手を組んだ。

「お願い!神様。雄介が無事に帰ってきますように、どうかお守りください。」
幼い頃から、早苗は寝る前によくお願い事をしていた。

「おいしいイチゴのケーキが食べられますように。」

お願い事をして眠った時は、不思議と3日以内には叶っていた。
しかし、大人になった今、最愛の人を守ってほしいと言う最大の願い事は叶うのか。

Sponsered Link



押しつぶされそうな不安の中、雄介の声が蘇る。
「大丈夫!雄介は必ず生きて帰ってくる!」
何度も繰り返し呟いて、自分を勇気づけた。

翌朝、少しだけ開けておいた窓の隙間から、初夏の爽やかな風が流れ込んできた。
カーテンを開くと、雨上がりの庭に真白なクチナシの花が風に揺れ甘い香りを放っている。
花言葉は[喜びを運ぶ]

「神様、願いを叶えてくれてありがとうございます。」
早苗は微笑みながら雄介とつながる遠い空を眺めた。

早苗、いってくる。また後でな。 雄介

ご意見、ご感想などがありましたら、お気軽にお伝えください。
story@kaminomamoru.com

『心霊鑑定士 加賀美零美 第1巻 Kindle版』amazonで販売中!

『海辺の少女(百合の海岸物語) Kindle版』amazonで販売中!

Sponsered Link



投稿日:

執筆者:

Sponsered Link




以下からメールが送れます。↓
お気軽にメールをどうぞ!

こちらから無料メール鑑定申し込みができます。お気軽にどうぞ!
お申込みの際は、お名前・生年月日(生まれた時刻がわかる方は時刻も)・生まれた場所(東京都など)を明記してください。
ご自身のこと、または気になる方との相性などを簡単にポイント鑑定いたします。何が知りたいかを明記の上、上記までメールを送ってください。
更に詳しく知りたい方には有料メール鑑定(1件2000円・相性など2人の場合は3000円・1人追加につきプラス1000円)も出来ます。
有料鑑定のお申し込みは「神野ブックス」まで!

神野守の小説や朗読作品その他を販売するお店です。創作の応援をしていただけるとありがたいなと思います。

「神野ブックス」

最新の記事をツイッターでお知らせしています
神野守(@kamino_mamoru)

  • 89現在の記事:
  • 325102総閲覧数:
  • 87今日の閲覧数:
  • 41昨日の閲覧数:
  • 574先週の閲覧数:
  • 2938月別閲覧数:
  • 188238総訪問者数:
  • 59今日の訪問者数:
  • 40昨日の訪問者数:
  • 473先週の訪問者数:
  • 1330月別訪問者数:
  • 59一日あたりの訪問者数:
  • 0現在オンライン中の人数:
  • 2018年8月14日カウント開始日: